港支部の女性経営者が語る同友会の魅力

港支部の女性会員の方に同友会の魅力についてインタビューしました!

株式会社アルス東京 代表取締役

佐々木 伸代さん2012年入会

株式会社アルス東京

業務内容
海外バレエ団の招聘と国内公演の企画・実施
創業
1988年8月1日
社員
3名(+契約アルバイト2名)

同友会の凄いところは
ボスがいない対等平等の関係

インタビュアー:五島なぎさ(写真左)

有限会社五島精米所 代表取締役 / 2011年入会

今日はよろしくお願いいたします。
まず同友会入会のきっかけを教えてください。

創業者から指名されて、二代目として引き継いで社長になりました。

必死でやってきましたが、やはり我流ではだめだと思っていました。

経営者をするんだったら良い経営者になりたいし、良い会社にしたいと思っていました。

経営に関する本を読んだり、経営セミナーをうけて勉強もしましたが、それだけでは何か違うと思っていたところ、以前教えていただいていた同友会がどんな活動をしているのか気になりました。

ホームページを見て、さらに同友会を知っている方に聞いたら、自分だけで勉強するよりも同じような立場の人と一緒に学んだり共有していく方が良いのではないか、というアドバイスを受け、それがきっかけで入会しました。

自己流でやっていたのは何年くらいですか?

5年。最初は社長になって、もうやるしかない!という感じで
必死にやってきましたが、経営を知らずによくあそこまでやってきたな、という感じです。

やるんだったらきっちりやりたいという思いもあったし、単に一人で…というより色々な方と交流しながら、色々経験を聞いていく中でやっていく方が自分にはあっているな、と思いました。

実は同友会の理念である、

  1. 1.よい会社を作ろう
  2. 2・すぐれた経営者を目指す
  3. 3・よい経営環境を作ろう

を読んだときに、「あ、私の考えにピッタリあっているな」と思ったんです。

だから(事務局に)連絡したときは、勧誘されたというより「もう入ります!」と決めていました。

― では目的は、経営者という立場で勉強をするという気持ちで入会されたわけですね?

それと今、自分の周りにはお友達はたくさんいるけれど「小さな会社の経営者」という同じ立場の人がいないという孤独感がありました。

経営者の悩みって、すごく特別。

そういう意味で、会社や規模は違っても、そういうことを共有しあえて乗り越えていける仲間や友達が欲しいなって、それもあって入会しました。

同友会のメインともいわれている経営指針成文化セミナーはどうですか?

せっかく同友会に入ったからには何かしなくちゃ、ということですぐに「経営基礎講座」を受けました。

そしてそのまま「経営指針成文化セミナー」を受けました。

こんなに経営について、きちんと考えたことがなかったなぁ、というのが最初の実感でした。

あと他の人(経営者)の話しを聞くこと、他の会社のことを考える…つまり経営指針成文化セミナーが凄い。

たとえば同じグループになったときに他社の話しを聞き、それについてどうしたらいいのかを自分も考える。

そうすることで自分自身でも勉強になるし、他の人から自分の会社についていろいろ言ってもらえるというのが業界も違うので、逆に新鮮に感じました。

ちょっと遠回りにも思えるかもしれないけれど、人間や会社ってそんなに単純なものではないから、逆にそういうことで気づかされることも多かったです。

経営指針成文化セミナーを受けたからといって、すぐに会社が良くなるというわけではないかもしれないけれど、それを自分の中でどう練って活かしていくか。

セミナーを通じて得たものというのは、やっぱり経営者としての考え方、それを通じた仲間という意味で視野が広がったと思います。

また若い経営者が頑張って、みるみる変わっていくのを見て、私も頑張らなくちゃ、と思い元気づけられました。

そういう意味でも経営指針成文化セミナーは受けて良かった。

― 年代も違うし、業種も違う中に自分が入っていくことで、多くの気づきがあったわけですね。

そうですね、だから誰かが言ったことをそのまま受け入れればいいというわけではなく、外れていたり違うなと思うこともあるけれど、それも含めて広く考えるスタートになった気がします。

― 佐々木さん自身も学ぶことが多かったのと同時に、同じグループのメンバーにとっては先生だったわけですね。

そうですね、それが凄いと思います。人間ってそういうところで成長していくし、同友会の凄いところはボスがいない対等平等の関係。

会社の売り上げが多いとか、年齢が上だからとかは関係ない。

上下関係がある会って、なかなか意見が言えないと思います。

そういう意味で新人の意見も聞いてくれるし、逆に若い人からのアドバイスも参考になるし、率直な意見の前だと謙虚になれたし、そういうことも含めて良かったと思います。

港支部はどうですか?

支部によって色がありますよね。港支部は居ごこちがいいので好きです。

あんまり関係が薄いのは困りますけど、適度な距離感がいいです。

女性経営者が入会しやすくなるようなお話しはありますか?

港支部は会員のうち2割が女性と聞いていますが、女性が多いということで同じ悩みを共有できるのと、例会にも参加しやすい空気があって雰囲気が良いです。

仕事や経営指針成文化セミナーに出ていたこともあって、なかなか例会に参加できないのに、そのことを怒られるわけでもないし、かといって大事なときには声をかけていただける。

ほっておかれている訳でもなく、来い来いというわけでもなく、その人に応じてやってくれるというのは嬉しいですね。

そういえば女性経営者ということでいえば、経営基礎講座で知り合った他の支部の女性経営者と帰り道が一緒になって、色々話しをしたら年齢が近い、クラシック音楽が好きということで盛り上がり、悩みをさらけ出して、お互いの人柄を知っておつきあいがはじまり、今回、お仕事をお願いしました。

それもお友達だからということでなく、値段、クオリティともに満足のいく仕事内容でした。こういう出会いも同友会ならでは、と思いましたね。

― 今日は良いお話しを聞くことができました。ありがとうございました。

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