ハンガリー・ホッロークー村 小学校存続支援基金設立趣意書
ハンガリー・ホッロークー村は、世界で初めて、1987年に村としてユネスコにより世界遺産に登録された村です。58棟の保存家屋と白い教会は、ひなびた山村に中世そのままの世界を残しています。 私ども東京中小企業家同友会港支部が、昨年9月に企画した『ハンガリー国際交流視察ツアー』でホッロークー村を訪問した際、日本と同様過疎化問題と少子高齢化問題に直面し悩んでいることを知りました。特に、年々子供たちの減少で、村の小学校が廃校の危機にあり、幼子を持つ親たちの不安は切実なものでした。村のレストランでパローツ料理を戴きながら、若い母親からつい最近の悲しい出来事をお聞きしたのです。 「ハンガリーでも少子化と教育予算の削減により、学校の統廃合が進んでいます。 私ども東京中小企業家同友会港支部では、『ハンガリー・ホッロークー村小学校存続支援基金』を設立し、ホッロークー村小学校存続のための支援を行なうこととなりました。 今なお中世そのままの世界を残す世界遺産ホッロークー村の“将来の防人”となるかもしれない大切な子供たちが安心してホッロークー村で学び、この素晴らしい世界遺産を後世へ伝承するためには環境整備が必要と考えたからです。 ホッロークー村の人々と、東京中小企業家同友会の会員とが協力してホッロークー村小学校存続に努めていきたいと思います。 ぜひ、皆様の暖かいご支援をお願い申し上げます。 2006年2月14日 東京中小企業家同友会 ハンガリー・ホッロークー村小学校存続基金 |
